テレワーク

以前勤務していた会社で、コロナで初めてテレワークなるものを経験しました。

その会社は、パソコンを家に持ち帰ればホストコンピューターに接続出来たり、会議や打ち合わせはZoomで出来たりと、そのあたりのインフラは整っていました。またランダムにパソコンのカメラで写真を撮り、それを上長に送るというような自宅でも在席しているかわかるソフトも導入していました。そうなると遊びや買い物に行ったり出来ないので、労務管理もきっちり行える状況でした。

 

今、コロナ禍の中で「営業」のやり方が難しくなってきています。例えば業種に限らず今まで「もう、あんたがあんまり熱心に来てくれるから、取引しとくわ。」というのが少なからずもあったでしょう。しかしそれが原則「非対面」となるとそうもいきません。「コロナの影響で訪問はお断りしております。」という企業も多いと聞きます。

 

リモートでの面談やセミナー開催など、どの企業もやり方を模索しているようですが、やはり膝を突き合わせて話す場合と違い得られる情報量も少なく、お客様の後追いも難しいようです。

今後は対面営業と非対面営業をどう効率よく融合させていくかが、ポイントになってくるでしょう

 

一方でテレワークをしてわかったことがあります。

仕事が捗らない。

その時は週一回出勤することになっていたのですが、出勤時はめちゃめちゃ仕事が捗りました。やはり会社という組織は理に適っているものだと実感しました。

まわりに同じ仲間として働く誰かがいるだけで、仕事をするモチベーションになります。また隣に誰かいれば、聞けば5分で解決するものも、自分で調べていったら1時間かかるということもあります。

組織というのは、個々の持っている力以上のものをやり方によっては引き出せる存在であり、逆に言えばそうでないと組織である意味がないでしょう。社長やリーダーというのは、そのような組織運営が出来るようなマネジメントをしなければなりません。

 

前の会社でテレワークをしている時にちょっと面白いことがありました。

毎朝全員ミーティングをしていたのですが、ある日社長が「皆さん、テレワークでずっと座っていると腰に負担がかかりますね。腰にいい運動を聞きましたのでやってみましょう!みなさん、一度立ってみて下さい!」と突然言い出しました。

すると私を含め半数以上の人が、聞こえないふりをして立ちませんでした。

そう、私はカメラに映る上半身はちゃんとカッターシャツを着ていたのですが、下はジャージだったのです。立たなかった他の人もおそらく同様だったのでしょう。

 

テレワークで朝礼をしている社長さん、ぜひ一度試されては?(笑)

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